■パドルの組み直し方法

パドルの継ぎ目が緩んだり、シャフト内に浸水したり、長さを短くしたいときなどは組み直し(再接着)をおすすめします。

JTStickでは接着剤にホットグルーを採用しているため正しい手順を踏めば何度でも組み直しが可能です。

かつてほとんどのSUPパドルはエポキシ樹脂でガチガチに接着されており原則として組み直しはできませんでしたが、

最近ではホットグルーを採用するショップさんも増えたようですので他社製のパドルでも組み直しができるかもしれません。

以下に手順を紹介します。

  

使用する道具

ヒートガン

ホットグルー

必要に応じてグラスファイバーテープ(※5㎝幅をおすすめします)

自己融着防水テープ(シリコン系をお勧めします)

カッター
サンドペーパー(120番~320番程度)

マスキングテープ

ヘラ

など

 

=分解~下処理=

・テープ類はすべて取り外します。

・ヒートガンでシャフト側10㎝程度の範囲を熱しながらブレードまたはグリップを引き抜きます。(※10秒~30秒程度で緩みます)

・ヒートガンがない場合はプロ用のドライヤーで代用できる場合もあります。

・継手やシャフト内部に残った接着剤はできる限り除去します。

・必要に応じてシャフトをカットします。(※再接着だけならこの工程は不要です)
・カットしたシャフト断面で怪我をしないようしっかりヤスリ掛けしてください。

・シャフトをカットした場合はシャフト内部にも足付けします。

・シリコンオフやパーツクリーナー、アルコール綿などで継手とシャフト内側を脱脂します。

・シャフトとジョイントの隙間が緩い場合は予めシャフト内側にスペーサー(グラスファイバーテープ)を貼り付けます。

 

=接着=

・シャフト内部・グルー・継手(ジョイント)を十分に熱します。
・溶けたグルーを継ぎ手に塗布後一気に差し込みます。

・余分なグルーはすぐにヘラなどで取り除きます。(※ダンボールでヘラを自作すると便利です)

・素手で触れる温度まで冷却させます。

・継目の周囲を綺麗に拭き取り(脱脂)します。

・防水テープで継ぎ目の防水処理をします。

・防水テープの上からプラスチックテープを巻いて完成。